施設長コラム

施設長のこぼれ話

明日見の家で大切にしているのは、入居者さん一人ひとりが、その人らしく暮らせることです。

介護を受けるようになると、「あれができない」「これもできない」と、どうしてもできないことに目が向きがちです。

老人と子供の手を繋いだイラスト

でも、毎日の暮らしの中で、

「こんなことができるなんて!」

と、私たちの方が驚かされることがあります。

作品づくりやレクリエーション、ゲームなども、何かを上手に完成させることが目的ではありません。
その方が持っている力を使ったり、誰かと笑ったり、「やってみようかな」と思ったり。
そんな時間を大切にしています。

夜更かしも、お寝坊も。その人次第です。

明日見の家にも、一日のタイムスケジュールはあります。
でも、すべての方に同じ生活をしていただくことが目的ではありません。

レクリエーションに参加したい日は参加する。
今日は気分が乗らなければ、参加しない。
時には夜更かしをして、次の日にお寝坊する方もいます。

もちろん健康や安全には気を配りますが、基本にあるのは、

「どう過ごすかは、その人次第」

という考え方です。

老人ホームだからといって、毎日決められた通りに生活しなければならないわけではありません。
ここは施設であると同時に、入居者さんにとっての「家」。
だからこそ、一人ひとりのペースを大切にしたいと思っています。

暮らしの中から生まれるもの

明日見の家では、入居者さんが句を詠んだり、折り紙や工作を楽しんだりすることがあります。

毎朝起きて、思いついたことを句にする。
季節を感じながら、自分の言葉にしてみる。

誰かに「作りなさい」と言われて作るのではなく、日々の暮らしの中から自然に生まれた作品だからこそ、その人らしさが表れます。
ここでは、そんな作品の一部をご紹介します。

入居者さんの作品

夏の句

夏の句の色紙。「つゆあけて そらにとびたつ くろうさぎ」
夏の句の色紙。「わたくもや てんたかくあおぐ なつのくも」
夏の句の色紙。「オリンピック きたいをこめて なつぞらに」
風船で作った犬のバルーンアート
バルーンわんちゃん
紙で作ったキノコや木の実を盛ったかごの作品
食べられない?紙製のキノコ

明日見の家の、日々のひとコマ

季節の行事を楽しんだり、ゲームをしたり、天気の良い日に外へ出たり。

大きなイベントだけではなく、
「今日はこんなことがあったね」
と笑える時間を積み重ねていくことも、明日見の家での暮らしの一部です。

以前には、小旅行やハイキング、お花見などにも出かけていました。
これからも、その時々の入居者さんの体調や気持ちを大切にしながら、楽しい時間を一緒につくっていきたいと思っています。

青空の下で満開に咲く桜の花
お花見、また行きたいね